CREATIVE SUPERPOWERS(クリエイティブ・スーパーパワーズ)
今井健.icon今井健氏が渋谷のシェアハウスに持ってきていた本 帯:「無人島には持っていかないが、現代を生きるにはこれがいる」
目次のページが面白そうだから読みたかったarmtic.icon
MAKER、HACKER、TEACHER、THIEF
「コンピュータは我々の想像力を解放してくれるものである」という考え方
仕事を置き換えられること(replace)を恐れるのではなく、仕事からの解放(release)を望む
4つの「スーパーパワー」
脳の新たな領域を開拓するものづくりとは?
これまでと異なる方法で課題にタックルするために、ハッカーの思想と手法をいかに活用すれば良いのか?
変化の激しい世界において、自ら学習したり他人に指導することで、どうやって知見や経験値を高めていくか?
すでに存在するもの(過去の事例や作品)をいまの課題解決にどう生かすか?
アイデアを形にしていく「つくる(Making)」という行為は、まさに魔法である。
エウレカ!(ひらめいた!)という"陽"の瞬間に達するためには"陰"の時間が必要なのだ。
ものづくりは「機械的に作業する」こととは異なる。それは手触りのある実験を通じて、新しいアイデアやコンセプトを形にすることだ。
生真面目な作業に追われて、柔軟に道のりを変えていく余裕を失うよりも、つくるプロセスの中でアイデアをテストしながら仕事を進めた方が、いい結果が得られるのではないだろうか。
「ものづくり」こそクリエイティビティの核心
アイデア出しのプロセス
01. アイデアをたくさん考える。日頃から様々なことを面白がり、面白いことに手を出しておくのがいい。
02. 考えたアイデアについてほかの人と話し合い、深めよう。コラボレートしよう。思考をシェアしよう。 03. 潜在意識の中でアイデアをゆっくり寝かそう(一度ほったらかしにしてもいい)。寝るのもよし、風呂に入るのもよし、気晴らしをするのもよいだろう。
04. やった!ぼんやりしていたインスピレーションの泡ぶくが弾け始めた。
05. 自分の内側から"湧いてくるもの"にしっかり目を向け、ベストなアイデアが明確な姿を表すまで考え続けよう。
06. それでもいいアイデアがでないようなら1~6を繰り返す。
思考のプロセスの違い
課題解決
建築と似ている。設計図通りにデザインするようなもの
探究的な思考
彫刻と似ている。石の塊から小さな石片を削っていく中で、内部からイメージが姿を現す。
プロトタイピングとは、完成系を事前に決め切らず、「つくる」プロセスの中からベストな解決策を探っていく手法
クリエイターとは、人びとがついていきたくなるようなビジョンを提示する能力がある人のことであり、芸術家や音楽家、哲学者といった作り手のことだ。新しい何かが彼らによって生まれ、進化が起こる。彼らが生み出すぶっ飛んだソリューション、革新的クリエイションが世界を前に進める。
"火中の鉄"
ものづくりを成功に導く七つの原理